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エグゼクティブ・ファイト・ナイト

資金調達に「楽しさ」という付加価値を与えるアプリの開発

小児がんや重い病気と闘う子ども達と、そのご家族をサポートする認定NPO「シャイン・オン!キッズ」および、チャリティイベント「エグゼクティブ・ファイト・ナイト(EFN)」を、カスタムメディアは長年にわたり支援しています。新型コロナウイルス感染症のパンデミック下では、イベントを中断せざるを得ない時もありましたが、2022年5月27日にEFN Xが開催されました。

このチャリティイベントは、シャイン・オン!キッズによる「ファシリティ・ドッグ・プログラム」の認知向上と資金調達を目的として開催されました。これは、日本初の小児病院における動物介在療法の取り組みであり、がんやその他の病気に苦しむ子どもたちと、そのご家族の生活の質および治療効果の向上を目指す活動です。

EFNのウェブサイトを補完し、チケット販売を促進、資金調達するために、ブラウザアプリを開発しました。このアプリでは、ゲストのチェックイン、試合観戦、集まった資金は全て寄付される楽しいゲームを楽しむことができます。

Photo: LIFE.14

すべての納品物はスケジュール通りに完成し、ゲームのライブテストは大成功を収めました。そして、イベント当日には、ウェブサイトで500以上のアクセスを処理し、45分間で300人のチェックインを問題なく処理することができました。

私たちは、アプリへの素早いアクセス、同じ空間で300人以上が同時にアクセスしても不具合の起こらないローディング時間、スムーズな決済処理、ミスのない総合的なゲーム体験の提供など、ゲストが期待するシームレスな体験について徹底的に調査を行いました。

そして、調査から得た詳細なインサイトを基に、複数決済の同時処理や、試合に合わせて賭けゲームの開始と終了を同期させるなど、さまざまなシナリオを想定してアプリを設計しました。また、イベントの大型スクリーンに表示されるトップドナーのリーダーボードでは、常にステータスを最新にすることで寄付を増やし、全体的に楽しい雰囲気を作り出すことにも成功しました。これらの革新的なソリューションによって、イベントに参加したゲストは、シームレスで楽しいゲームを体験することができました。

Photo: LIFE.14

チャレンジ

ゲストが配偶者のゲームアカウントにお金を払うという状況は想定していませんでした。しかし、アカウントにオーバーライドする管理者の更新を作成することで、すぐにこの問題は解決し、ゲームのプレイヤーは遅延なくセットアップを行うことができました。

イノベーション

以前は、ゲームのワークフローがすべて手作業で行われていたため、募金額もファイターの認知度も低くなっていました。この状況に対し、カスタムメディアは革新的なデジタルソリューションを提供することで、寄付金を大幅に増やし、主催者のワークフローを改善し、ゲストに楽しい夜を提供することに成功しました。

このイベントの成功のためには、的確なブランディングとコミュニケーションを行い、価値ある目的のために寄付をするという体験をポジティブなものにする必要がありました。私たちは、入念な調査と、そのインサイトに基づいた創造的なソデジタルリューションを提供することでこれを達成しました。ゲストはシステムの仕組みをすぐに理解して寄付を始めてくれたのです。

2022年のイベントは、新型コロナウイルス感染症の影響により会場に制約があったため、100名規模の縮小を余儀なくされました。イベントの目標は、前回開催した2019年と比較して、少なくとも同額の440万円を調達することでしたが、結果として620万円を達成することができました。

観客数に制限がある中、例年よりも多くの資金を集めるという目標の達成に、私たちが制作したアプリは大きく貢献することができました。

カスタムメディアは、素晴らしいアプリの開発によって、資金調達に「楽しさ」という付加価値を与えてくれました。私たちの目標やゲストを的確に理解し、単に仕事をこなすだけでなく、イベントにおいて記録的な金額を集めるために必要なソリューションを提供してくれました。
キンバリ・フォーサイス様
理事長
シャイン・オン!キッズ