Genie Energy branding case study

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ジニーエナジー

日本市場へ新規参入する電力会社のブランディングとビジュアルアイデンティティの確立

米国に本拠地を置くジニーエナジーは、規制緩和されたエネルギー市場における電気とガス販売の旗手です。さまざまなブランドを展開し、一般消費者向けの幅広いプランとプログラムを提供。加入特典、キャッシュバック、ポイント付与の提供により、ロイヤルカスタマーを増やしてしています。また、商業および産業顧客を対象にした幅広いエネルギーサービスを提供しています。最近、エネルギー市場が規制緩和された海外でサービスの提供を拡大。2018年に英国で、2019年にフィンランドで事業を立ち上げました。

2016年にエネルギー市場の規制を緩和した日本への進出を検討した際、多くの難題が予想されました。米国企業である同社は、日本の顧客のニーズをしっかりと把握した上で、日本市場にアプローチする必要があると考えていました。

ジニーエナジーは、日本市場への参入の支援をカスタムメディアに求めました。理想的なブランド名の確立から日本での商標登録、ロゴの考案、ロゴのスタイルガイドの作成、日本でのブランドポジションの確立までの全てを含んだプロジェクトとなりました。

「高い信頼性と確実性、そして良心的な価格」として挙げられるジニーエナジーの主要な市場価値を分析し、これらの価値を潜在的な日本の顧客へ届けるための最善策を検討しました。加えて、ジニーエナジーが新たなマーケットである日本市場での事業確立の方法をよく把握できるように、規制緩和された日本のエネルギー市場の競合状況を調査しました。

日本のブランド名を決定した後、人々の目を引くロゴデザインを手掛けました。このロゴは、日本市場での独自の強みや魅力(USP)を反映しただけでなく、米国のブランドアイデンティティにも結びついています。ロゴのデザインに合わせて、より効果的にロゴを使用してもらうため、ガイドラインとなるスタイルガイドを作成しました。また、コピーやポジショニングステートメント、ジニーエナジーの企業としての独自性とビジョン、価値に関しての説明を作成しました。まず始めに、同社の理解を得られるようにコンテンツを英語で作成した後、会社のウェブサイトや販促資料で使用できる日本語版を作成しました。そして、ジニーエナジーのステーショナリーや電子メールの署名、名刺に至るまで、デジタルコンテンツだけでなく印刷物を含めて作成しました。これら全てに、カスタムメディアが作成したロゴが用いられています。

カスタムメディアの貢献が実を結び、ジニーエナジーは日本での事業立ち上げに成功し、極めて手頃な価格で日本の消費者に電力を提供するという事業を円滑に開始しました。