ウィリアム・アダムス・クラブ
歴史を学び、報道のあり方を考える
2015年に設立されたウィリアム・アダムス・クラブ(WAC)は、日本に初めて上陸した英国人に捧げるNPOです。アダムス(1564-1620)は1600年に来日し、後に武士となり、1613年には日英初の外交・貿易協定を共同で交渉しました。
WACは、長崎県平戸市で発見されたアダムスの墓と遺骨をどのように広く告知すればよいか、カスタムメディアにアドバイスを求めました。それは、当社が印刷物やデジタル出版物、注目度の高いビデオプラットフォーム、幅広いグローバルネットワークなど、他に類を見ないバイリンガルなマルチメディア能力を持っているからです。
カスタムメディアは、WACの創業者であるロビン・メイナード社長がアダムス氏について語った長文の背景記事を編集・デザインし、2009年から発行している在日英国商業会議所の機関誌「BCCJ ACUMEN」に数回にわたって掲載しました。また、WACのメンバーでアダムスの専門家であるリチャード・アーヴィング教授にコーチングとインタビューを行い、興味深いビデオをIn Japan TVのウェブサイトで公開しました。
WACでは、アダムスの没後400年にあたる2020年5月16日を、アダムスの遺骨が確認されたことを発表する日と定めました。詳細かつ簡潔なプレスリリースを作成し、多忙なニュース編集者や読者の興味を引くために、アーティストにアダムスのユニークな肖像画を依頼し、当社の広範なグローバルネットワークの中から、このストーリーに関心を持つ可能性が最も高いと思われる新聞媒体を選びました。
WACは、この記事をまず英国の全国紙The Daily Telegraphに提供することを希望しました。この記事は5月16日まで厳重に解禁時間制限をかけていましたが、同紙が海外ニュースページのトップ記事として掲載するや否や、英国最大の独立系通信社のパートナーを通じて、世界で最も読まれている新聞ウェブサイトMail Onlineと、英国で最も売れている高級紙の全国版The Sunday Timesにも公開しました。 また、東京のラジオ局からは、メイナード氏へのインタビューの手配を依頼されました。
カスタムメディア発行人のサイモン・ファレルは「日英の文化的な結びつきと二国間の理解を深めると同時に、歴史に足跡を残す手助けをしているように感じられた、最も喜ばしいプロボノの仕事の一つでした」と述べました。