グラントソントン
大手会計監査ファームのブランドをローカライズ
グラントソントンは1924年にシカゴで創立され、現在では世界6大会計監査ファームの1つとなりました。本社にグローバルマーケティングチームはあるものの、日本市場特有のニーズに対応するためのローカライズサービスを必要としていました。
そこで、マーケティングチャネルと印刷物を一新すべく、カスタムメディアに声がかかりました。制作に取りかかる前に、彼らがどのようなハードルに直面しているのかを詳しくコンサルティングしました。主要な課題の一つが、本社からのブランディングガイドラインに添ったマテリアルを作るだけでなく、日本市場向けにローカライズされたガイドラインも用意することだと分かったのです。
ビジュアルを一新
グラントソントンがまさに必要としていることを見出すためのワークショップを開催したことで、ブランディングキャンペーンのデジタル要素を準備する準備が整いました。ビジュアルをアップテートし、コンテンツをより読みやすく、さらにページ構成を変更することで、ウェブサイトを一新しました。これらの変更を実行に移すために、本社のチーム向けに一連のワイヤーフレームのモックアップを用意しました。デザインが決定した後、ウェブサイトへ追加する新しいコンテンツに関するディレクションをしました。さらに、英語サイトから日本語サイトに記載する内容を翻訳しました。
日本におけるグラントソントングループ会社の採用ページは、日本市場の有能な人材を惹きつける顔ともいえる存在です。私たちは、モダンかつフレッシュでありながら信頼性を与えるような見た目へと大きく変更することで、新しいウェブサイトのデザインを展開していきました。現在働いている仲間の画像に、ボールド体の文字と明るくはっきりとした色を合わせることで、このアップデートを完成させました。画像のトーンに細部まで気を配ることで、ウェブサイト全体を通して統一感を持たせました。
統一されたブランディング
会社案内のブローシャーに関しては、監査、税務そしてアドバイザリー各部門用にデザインを一新しました。いくつかのコンセプト案から始め、フィードバックを反映しならが完成へと進めました。どのブローシャーも、アップデートされた日本市場向けのガイドラインに沿って制作されました。中には、裏見返しにポケットをつけることで、頻繁にアップデートされる内容を含むA4用紙を収納できるようにしたものもありました。
このプロジェクトでは、デジタルと印刷の両方において、日本市場に向けたブランディングを成功させることができました。これにより、日本語版ウェブサイトのユーザーエクスペリエンスと、多様な部門にわたるプロフェッショナルな印象を強化することができました。