森ビル株式会社

日本を代表するデベロッパーと築いた16年にわたる強力なパートナーシップ

森ビル株式会社は、日本を代表するデベロッパー・総合不動産会社であり、東京のスカイラインをかたち作ってきた数々の大型プロジェクトで知られています。斬新な“立体緑園都市”のコンセプトで知られる不動産開発会社であり、そのプロジェクトは、社会的な交流を育みながらラグジュアリーな暮らしを実現する、持続可能な複合型コミュニティの形成を目標としています。また、多様で補完的な都市機能をあわせもつ独自のコンパクトシティコンセプト「ヒルズ」を通じて、活気に満ちた都市景観を創造し、東京の魅力を高めることに貢献することを使命としています。

森ビルの革新的なプロジェクトは、現代社会における環境と健康の重要性の高まりに応え、パートナー企業との連携を図りながら都心に「グリーン＆ウェルネス」という新たなビジョンを提案しています。コミュニティ形成と持続可能性の実現という理念のもと、森ビルは独自の地域密着型アプローチを採用し、地主、地元企業、寺院やその他のコミュニティサービスと（多くの場合、数十年にわたる）良好で長期的な関係を育み、現地の人々がこれまで享受してきた生活基盤を崩すことのない協力的な開発を進めています。

2008年の創業以来、カスタムメディアは森ビルのパートナーとして、同社の進化するビジネスの目標達成を支援する、革新的なプロジェクトと創造的なソリューションを提供してきました。継続的な戦略アドバイスや市場コンサルティングから、高品質な日英バイリンガルの販売促進ツール、会員特典プログラム、訴求力のあるビデオ、マーケットレポートの制作にいたるまで、カスタムメディアは、環境と人にやさしい現代社会のニーズに応え、真に世界に誇れる東京を実現するという森ビルのビジョン達成をサポートしています。

画期的な企画・キャンペーンをタイムリーに実現

森ビルとの関係の始まりは、東京在住の外国人や日本人の富裕層向けに立ち上げた「MORI LIVING」ブランドの周知とそのサービスレジデンスを紹介するライフスタイル記事（日英2ヶ国語）を制作したプロジェクトです。以来、斬新なアイデアと説得力のあるストーリーテリングが欠かせない数多くのプロジェクトで常にサポートを提供し、森ビルのビジョン実現に貢献してきました。

私たちの緻密でジャーナリスティックな取材プロセス、徹底した細部までのこだわり、そしてクリエイティブな発想は、従来のありきたりなマーケティング＆PR向けアセットの制作に新風を吹き込みました。

森ビルは、日々進化する課題に対応するパートナーとして、カスタムメディアに絶大な信頼を寄せています。当社との長年にわたるパートナーシップは、創業者である故・森稔氏の都市設計哲学に対する深い理解と評価のうえに築かれてきました。私たちは、「安全・安心」「環境・緑」「文化・芸術」を重視した真の立体緑園都市を創造するという森ビルのビジョンの実現に貢献しています。

私たちは、カスタムメディアとともにプロジェクトに取り組むことを常に楽しみにしています。強い責任感をもって私たちの主要なプロジェクトをサポートしてくれる彼らの能力に絶大の信頼を置いています。

山本将克様
シニア・マネージャー
森ビル株式会社

大胆なプロジェクトと画期的なキャンペーン

カスタムメディアが長年にわたり森ビルと協働してきた革新的なプロジェクトの概要は以下の通りです。

SMILES（スマイルズ）：年間居住者限定特典プログラム

2010年、森ビルは居住者に対する特典プランの一環として、年間居住者限定ベネフィットプログラムの企画をカスタムメディアに依頼しました。私たちは徹底的な調査を行い、プログラムの詳細を検討、「MORI LIVING」の居住者に幸せを届けるというコミュニティの精神を反映したテーマのもと、このプログラムを「スマイルズ」と命名しました。

100社近い協賛企業や参加事業者と連携し、森ビルの商業テナントを支援すると同時に、コミュニティとの絆を深め、居住者限定のお得なショッピングや割引サービスを提供する2ヶ国語の特典ブックを制作しました。短い納期の中で制作されたこのプログラムは、予想を上回る大成功を収め、その後より広範なデジタル会員特典アプリケーションに統合されるまで、毎年印刷版として継続的に制作されました。

新規市場の開拓を目指し、レジデンス販売を展開

2012年、アークヒルズ仙石山レジデンスのオープンを機に、森ビルは同社史上初めてマンションの分譲販売を開始することを決定し、アジアの富裕層をターゲットにした統合的なキャンペーンの展開を模索していました。

そこでカスタムメデイアは、「MORI LIVING」ブランドの優雅さと独自性を効果的に発信するとともに、日本国内外の潜在顧客をターゲットにした日英2言語の販売促進ツールの制作とコンサルティング業務を依頼されたのです。メッセージ、コピーの考案から高級感のあるデザインと上質な仕上がりまで、洗練された印刷物とデジタルマーケティング資料を日英の言語で制作し、活気あふれる東京を紹介するとともに、森ビルの理念と「MORI LIVING」ブランドの認知向上に貢献しました。森ビル営業チームの海外でのプレゼンテーションは大成功を収め、目標期間内に全戸完売した実績を受け、このアプローチとアセット制作は、その後ローンチされるすべての新築案件に対するマーケティング施策のスタンダードとなったのです。

サービスレジデンスのブランディング強化

「MORI LIVING」ブランドのサービスレジデンスは、都内のシニアビジネスリーダーやその家族など、日本人富裕層と外国人駐在員を主なターゲット顧客としています。そこでカスタムメディアは、東京アメリカンクラブの会員誌「INTOUCH」の独占広告代理店として、魅力的な広告やアドバトリアル（記事広告）を掲載し、顧客層への「MORI LIVING」ブランドの浸透と最新情報の発信をサポートしています。

さらに、オフィススペースに入居する若いエグゼクティブ層をターゲットにした魅力的なマーケティングの方法を模索していた森ビルは、都内にある森ビル関連施設のエレベータースクリーンで放映される広告ビデオの制作をカスタムメディアに依頼しました。コンセプトから完成まで、話題と成果をもたらしたこのキャンペーンは成功を収めました。

このビデオ制作では、視聴者の属性をリサーチし、彼ら・彼女らの日々のライフスタイルや課題を理解したうえで「Time for an Upgrade (アップグレードの時)」と題した魅力的なコンセプトを打ち出しました。これは、単に滞在する場所ではなく、ランドリー、ハウスキーピング、朝食ビュッフェ、フレンドリーなコンシェルジュサービスなど日常のニーズをカバーしてくれるレジデンスに住みたいと考えている若いエグゼクティブ層に訴えかけるものでした。

ユーチューブで見る

その後、「MORI LIVING」のサービスアパートメントを紹介するランディングページを制作し、都内の家具付き物件を探している外国人や、便利で快適なオフィススペースのレンタルを求める層にアピールしました。2ヶ国語によるキャンペーンで、コンバージョンまでいたるユーザーフレンドリーな導線設計とともに、物件の魅力を紹介するビデオが掲載されました。

カスタムメディアが制作した、イマーシブ（没入的）でありながら、使いやすいウェブサイトにとても満足しています。カスタムメディアとは長年にわたるプロフェッショナルな関係性を築いており、弊社のニーズを迅速かつ正確に理解してくれる能力には全幅の信頼を寄せています。短い制作スケジュールの中で、こちらが多くのフィードバックをしたにもかかわらず、スケジュール通りに納品してくれました。デジタルマーケティングに関して、いつでも頼れるチームの存在は心強いと思います

長谷川楓様
レジデンシャル部
森ビル株式会社

企業PRと動画によるストーリーテリング

日本の不動産市場に対する世界的な関心の高まりを受け、森ビルはカスタムメディアに対し、日英2言語による季刊のマーケットレポートの制作を依頼しました。このレポートは、東京の都市景観開発における森ビルのリーダーとしての地位をさらに高めるとともに、森ビルの不動産市場における専門知識と影響力を打ち出した内容となっています。

また、東京都内で売買・賃貸されている主な高級住宅物件の詳細を盛り込んだA1サイズの地図も制作しました。このレポートは、海外のブローカーやエージェントに極めて重宝されており、マーケットリーダーとしての森ビルの地位をより揺ぎ無いものにしています。

カスタムメディアとのコラボレーションは、虎ノ門ヒルズ開発のオープニングイベントとして企画された、2016年の「東京新虎まつり」をはじめとする大規模なイベントにまで拡大しました。このお祭りは2011年に起きた東日本大震災後の平和と復興を祈念して東北6県から演者を招いたのみならず、虎ノ門エリアの新開発を祝い、外国人入居者を誘致し、地域の絆を深めることを目的に開催されました。カスタムメディアは、この画期的なプロジェクトの立ち上げに協力し、日本人と外国人コミュニティ双方の共感を呼び、復興とコミュニティ醸成の象徴となるイベントを作り上げたのです。

さらに、東京の国際的地位向上に向けた森ビルの取り組みを紹介する一連のビデオコンテンツも制作しました。「MIPIM Japan 2015」では、森ビルの公式メディアパートナーとしてカスタムメディアが貴重なイベントのハイライトを動画に収めたほか、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据えたグローバル・ビジネス・ハブとしての東京の可能性について、森ビル社長の辻慎吾氏の知見を伝えるなど、各業界リーダーへのインタビューも実施しています。

直近のプロジェクトで制作したビデオでは、森ビルのプレス向けイベントを収録しています。撮影のみならず、小気味よい編集と字幕を追加することで、より幅広い海外の視聴者も楽しめるコンテンツになっています。