カスタムメディアがコンテンツマーケティング・レポートを発表
データ分析に基づく調査が日本のメディア事情を明らかに
2024年6月11日(日本、東京)-数々の受賞歴を誇る BtoBマーケティング代理店カスタムメディア(本社・東京)は、日本外国特派員協会にて、当社によるレポート「日本のコンテンツマーケティングを取り巻く環境とそのインサイト(Insights from Content Marketing Landscape in Japan)」を発表しました。
本レポートでは、日本のマーケティング業界における大手日本企業およびグローバル企業のリーダーを対象に、コンテンツマーケティングの目的、自社の取り組みにおける効果の測定方法、コンテンツの共有に使用する主なプラットフォームを調査し、報告しています。
しかし、このレポートの最も注目すべきポイントは、コンテンツマーケティングにおける「ストーリーテリング」の重要性に焦点を当てたことにあります。回答者の95%が、「ストーリーを伝えること(商品やサービス誕生の経緯や、込められている想いなどを「物語」として語ること)」はオーディエンスの注目を集め、ブランドのエンゲージメントを高める上で、ある程度の重要性があると考えています。しかし、コンテンツマーケティングにストーリーテリングを取り入れるには、大きな壁がありました。その中でも特に、効果的なオーディエンスを獲得すること、ストーリーテリングの効果を測定すること、そして一貫したコンテンツ制作を継続することが重要な課題として挙げられています。
本レポート発表の場では、日立産機システムサステナブル戦略本部ブランド・コミュニケーション部長のステファニー・ロバーツ(Stephanie Roberts)氏と、野村ホールディングス グループ広報担当執行役を務めるロス・ローブリー(Ross Rowbury)氏を招き、当社代表取締役のロバート・ヘルト(Robert Heldt)を交えたパネルディスカッションが実施されました。日本ではBtoBマーケティングにおけるソートリーダーシップのコンテンツが不足していること、また、グローバル企業、国内企業のいずれもソートリーダーシップコンテンツに投資し、自社や自社のリーダーの信頼性を高める必要があることなど、有意義な議論が行われました。
その他にも、本レポートでは下記の重要事項について報告しています。
- コンテンツマーケティングの目的は、ブランド認知、リードジェネレーション、オーガニック検索の可視化が上位3項目を占める。
- 94.2%が、生成AIツールはコンテンツマーケティングに多少、または多くの良い影響を与えると回答しているが、52%は使用していない。
- 調査対象者の62%がコンテンツマーケティングの一部をアウトソーシングしている。
本レポートの発表について、当社CEOロバート・ヘルトは次のように話しています。「マーケティング業界ではよく知られている通り、コンテンツは依然として王者です。当社が本レポートを作成するなかで、マーケティング業界の意思決定層はそのコンテンツマーケティングのストーリーの部分を重視していることに気付きました。しかし、日本においてストーリーが非常に重要であると考えているのは37%に過ぎず、BtoBマーケティングにおける「裏側にある物語」を伝える力の重要性に対し、認識を高める必要性があることが明らかになりました。当社はストーリーを伝えることを第一に、このアプローチがどのように効果的にオーディエンスを惹きつけ、混沌としたデジタル環境の問題に対応できるかを実証することに尽力する所存です」
カスタムメディアについて
カスタムメディアは日本市場で15年以上の経験を持ち、数々の受賞歴を誇るBtoBマーケティング代理店です。ローカルそしてインターナショナル両方の知見を活かして、データと創造力を融合させたマーケティングソリューションを多角的に提供し、日本と世界をつなぐことを目指します。テクノロジー、金融、製造、ヘルスケア、エネルギー、教育、不動産などの分野で、国内外のBtoBブランドと幅広く取引を展開しています。これまでに築き上げてきた信頼と信用を強みに、ストーリーテリングの力でBtoBブランドの価値を高めるお手伝いをいたします。