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CIC Tokyo

日本を代表するスタートアップのエコシステムを支援し、イノベーションを促進

スタートアップ起業家と大企業のコラボレーションを促進する、ケンブリッジ・イノベーション・センター(CIC)は、イノベーションが生まれる、フレキシブルなオフィススペースと会議室を提供する企業として世界にその名を知られています。

さらにCICと東京都、浜松市、福岡市などの地方自治体とのパートナーシップ、および経済産業省との連携は、起業家精神とイノベーションを後押しする日本政府の姿勢を象徴しています。そして日本初の拠点となった「CIC Tokyo」は、日本における起業家エコシステムの活性化に大きく貢献しています。

ネットワーキングとアイデアの交換が盛んに行われる環境を作り出すことで、CIC Tokyoはテクノロジー、ヘルスケア、サステイナビリティなど多岐にわたる分野でのイノベーションを促進しています。CIC Tokyoは、メンターシップ、資金調達、各業界の専門家とのネットワーキングといったリソースを提供するとともに、イベント、ワークショップ、ネットワーキングセッションを開催し、起業家やオピニオンリーダーが集まり、活気にあふれたコミュニティづくりをサポートしています。

CIC Tokyoは、グローバルなネットワークを通じて日本のスタートアップ企業を国際的なパートナーやマーケットと結びつけ、日本のスタートアップ・エコシステムを強化するのみならず、イノベーションと起業家精神を通じてさまざまな社会的課題に取り組んでいます。

カスタムメディアと協働し新たなオーディエンスを獲得

CIC Tokyoは当初より、起業家、小規模企業、政府機関の誘致に成功していましたが、20 ~ 50 人の従業員を抱える、より大きな企業をテナントとして迎え入れたいと考えていました。そこで、対象となる企業に効果的にリーチし、質の高いリードを獲得するための革新的なマーケティングおよびキャンペーン施策を必要としていたのです。

オンラインでのプレゼンスを高め、企業誘致を拡大する——。この目標達成のために選ばれたのがカスタムメディアでした。B2Bマーケティングの豊富な経験をもち、コワーキングスペース市場にも熟知している当社が、CIC Tokyoの課題を解決する最適のパートナーと評価されたのです。

当時、カスタムメディアはすでに自社のチームをCIC Tokyoに配置していました。カスタムメディアのCEO兼共同設立者であるロバート・ヘルトは、「2020年、従来のオフィススペースから時代に合ったシェアオフィスへの移転を決めた時、市場で利用可能なすべての選択肢をリサーチしました。その結果、CIC Tokyoが提供するサービスがもっとも優れているとの結論にいたったからです」と述べています。

「革新的なコンセプトを掲げるCIC Tokyoのオフィススペースと設備は素晴らしく、スタッフも温かくてフレンドリーです。CIC Tokyoへの移転は、カスタムメディアのビジネス、チームスタッフの双方にとってとても良い決断でした。CIC Tokyoが成長し、新たなるステージでの成功に向けてサポートできることを大変嬉しく思います」

カスタムメディアが入居していた3年の間に、CIC Tokyoの利点を肌で感じることができました。また、当社のチームは、CICのマーケティングチームと協働し、コワーキングスペースとマーケティング環境に対する理解を深めました。その結果、中堅企業に対するCICの露出を高める目的のためにカスタマイズされたデジタル広告戦略を立てたのです。検索エンジンマーケティング、ディスプレイ広告、継続的なキャンペーンの最適化を組み合わせた戦略的アプローチです。

カスタムメディアによるカスタマイズされたプロセス

まず、短期および長期の目標を的確に把握するため、CIC Tokyoと綿密なミーティングを重ねました。ニーズを明確に理解した後、CIC Tokyoが誘致したいと考える中堅企業の決定権者にコンタクトを取るためのプランを作成、インバウンド・マーケティング戦略を通じて、効果的なリードを継続的に獲得することに目的を定めました。

続いてはマーケティングプランの実装です。これには、グーグル検索による戦略的なデジタル・プロモーション、フェイスブック検索でのディスプレイ広告、フェイスブックとインスタグラムのディスプレイ広告が含まれていました。

ディスプレイ広告では、私たちが実際に体感していたCIC Tokyoが促進するコミュニティ意識の醸成と卓越したオフィススペースという、プロモーションを行ううえでもっとも有益な2つの側面に焦点を当てました。これらの要素を組み合わせることは、企業経営者にとって大きな魅力になります。特にコミュニティという側面に関しては、イベントへの参加やネットワークの構築のみならず、新しいビジネスリードを開拓することが可能となり、企業の士気を高めることにつながるからです。

CIC Tokyoに対する包括的なデジタルマーケティング戦略の一環として、当社は主要なオーディエンスの関心を引くようデザインされたグーグル検索広告キャンペーンを開始しました。この戦略の基礎となったのは、関連キーワードの継続的なリサーチです。広告コピーが最新かつインパクトのある検索キーワードと一致するようにしたのです。また、入札戦略を常に最適化することで、主要な広告掲載枠を確保し、CIC Tokyoの視認性を高めました。キャンペーン期間中は、広告パフォーマンスとCIC Tokyoの進化するニーズを常に的確に把握しつつ、取得したデータに基づいて調整も行いました。例えば、CIC Tokyoの目標と一致する特定のオーディエンス層にリーチするため、国際的なビジネスリーダーや女性ビジネスリーダーを広告のターゲットに設定したのです。

キャンペーンの最適化だけでなく、ユーザーエクスペリエンスの改善にも取り組みました。検索広告やディスプレイ広告から、新しく生まれ変わったCIC Tokyoのウェブサイトへのシームレスな移行を実現するため動線を再設計したのです。さらに、CIC Tokyoと協力してイベントをメインとしたキャンペーンを実施することで、エンゲージメント率、コンバージョン率を高めることにも成功しました。

この総合的なアプローチは、広告のパフォーマンスを最大化するのみならず、CIC Tokyoのターゲットオーディエンスに向けてカスタマイズされた特別なユーザー体験を提供し、持続的なプレゼンス向上とエンゲージメントの強化を実現しました。

カスタムメディアと行ったデジタル広告の仕事は素晴らしい経験でした。熱意にあふれたチームは真にプロフェッショナルで、彼らと緊密に協力できたことに感謝しています。キャンペーンは私たちのウェブサイトへのアクセスを増加し、ビジネスにつながる質の高いリードも獲得できただけでなく、全体的なブランド認知向上にも貢献しました
名倉 勝様
ディレクター
CIC Institute

成長を促す見事な連携

カスタムメディアはCIC Tokyoと緊密に連携、同社の目標を理解し、中堅企業の決裁者を対象とした戦略的アプローチを構築しました。グーグル、フェイスブック、インスタグラムなどのプラットフォームにおける常時検索マーケティングキャンペーンとディスプレイ広告を通じてCICのブランド認知度を高め、ウェブサイトへの優良なリードを獲得したのです。キャンペーンの最初の焦点は、CIC Tokyoが誇るコミュニティ形成と最先端のオフィス設備をアピールすることでした。

キャンペーン期間中を通して、キーワードを継続的に精査・更新し、国際的なビジネスリーダーや女性起業家をターゲットに設定、さらに広告の露出を最適化するなど、データに基づく調整を行うことでキャンペーンのパフォーマンスを改善しました。結果、CIC Tokyoのウェブサイトへのアクセスは大幅に増加し、ターゲット層に対するブランドの認知度も向上しました。

このコラボレーションの成功は、より規模の大きい企業をCIC Tokyoに誘致したのみならず、日本国内にさらなるCIC の拠点をオープンするという期待も高めることにつながりました。CICの知名度はこれまで以上に強化され、引き続き日本のスタートアップ・エコシステムを強化するという長期的なビジョンの達成に向けて起業家のサポートを続けています。

https://jp.cic.com/en/


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